超便利!お勧めしたいクローゼット付き脱衣所、成功と失敗

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近年は脱衣所の面積が広くなる傾向にあり、様々な用途で使われるようになりました。

これも、i-smartの様に湿気の溜まり難い家が作れるようになった事、ヒートポンプで洗濯乾燥を行った場合でも湿気が殆ど出なくなったことで、湿気をあまり気にせずに間取りできるようになった要素があるからだと思います。

湿気をあまり気にせずに間取り出来ることで、脱衣室に衣類等、湿気を帯びやすい物を置いても気になりません。

 

スペシア家も子供が2人とも男子ということで、それ程脱衣時の気遣いが必要無いこともあり、脱衣所の使用頻度は洗面所以上で、色々な役割を担っています。

こんな汎用脱衣所の使用報告と共に、どの様な脱衣所を作るとより良い生活が出来るのか、ズボラー思考のスペシアが考えてみた結果、クローゼットのある脱衣室がとても便利であろうという結論に至りました。

スペシア家の考え、そして作った「クローゼット付き脱衣室」がどうであったのか、報告したいと思います。

 

ちなみに洗濯物を必ず天日で干すというこだわりのある方は、2階に洗濯機を設置するということも考えられますが、排水管の為のパイプスペースが1階間取りを圧迫したり、深夜の騒音が気になったりする等の不自由もあり、理想通りという訳にはいかない様です。

今回は脱衣室に洗濯機を置くものとして話を進めます。

基本的には総2階の家を基準とした評価です。

脱衣室の役割①:基本的な脱衣の役割

さて、脱衣室と聞いて、どんなスペースを思い浮かべるでしょう?

昭和の頃は脱衣室と洗面室は同室であったので、着替えている最中はトイレにも行けないといった事が起きていました。

そんな脱衣室の役割と言えば・・・

〔脱衣室の役割①入浴の為の着替え〕

  • お風呂に入る為の脱衣
  • 脱いだ服を洗濯籠に入れる
  • お風呂から出て体を拭く
  • 着替えを着る(着替え持ち込み)

この時に要求される部屋の役割としては、”着替えるスペース”があり、”足ふきマットやタオルの収納が在ると良いかな、といったところです。

〔必要な機能〕

  • 着替えるスペース
  • 足ふきマットやタオルが置ける収納

脱衣室の役割②:洗濯機置き場

まあ、どこまでの役割を与えるか、何て言うのはそれぞれの方で違うのですが、今回はこんな役割を想定します。

〔脱衣室の役割②洗濯機置き場〕

  • 洗濯
  • 汚れものストック

 

〔必要な機能〕

  • 洗濯機スペース
  • 洗濯物(汚れ物)スペース

脱衣室の役割③:パジャマ・下着置き場

タオル以外にも下着を置いておけると、お風呂に入るからと言っていちいちパジャマや下着を取りに行く必要が無くなるだけでなく、洗濯乾燥を終わったら速やかに家族全員分のパジャマ・下着を収納することができ、お母様の負担が非常に軽くなります。

〔脱衣室の役割③パジャマ・下着置き場〕

  • 入浴後の着替え出し(衣類棚)
  • 洗濯後のパジャマ・下着収納

 

〔必要な機能〕

  • パジャマ・下着収納棚

脱衣室の役割④:パジャマから部屋着・普段着への更衣室

さらにもう一歩進めた考え方を提案します。

パジャマから普段着、又はスーツや学生服の様な普段着への着替え出来る場所にします。

 

普段着⇔部屋着・制服⇔パジャマのスペースを確保出来るなら、もうほぼ毎日の生活を脱衣室のクローゼットだけで済ますことが出来てしまいます。

〔脱衣室の役割4〕

  • 普段着⇔部屋着⇔パジャマの着替え

特に便利だと感じているのが、外から帰って来た時の普段着から部屋着へ、出掛ける際に普段着へ着替える更衣室的部分です。

この点は普段着にこだわりが有って、クローゼットを大きく持たなくてはならない方は難しいかも知れませんが、普段着であればそれ程多くのバリエーションを持たなくても、かなりのシュチュエーションをカバー出来てしまいます。

例えば、私の場合。

〔私の脱衣室での行動〕

  1. 出勤前:部屋着(パジャマ) → スーツ
  2. 帰宅時:スーツ → 部屋着
  3. 入浴前:部屋着 → 裸(汚れ物を籠に)
  4. 入浴後:裸 → 部屋着(着替えを用意しておく)

〔子供の衣室での行動〕

  1. 登校前:部屋着(パジャマ) → 学生服
  2. 帰宅時:学生服 → 部屋着
  3. 入浴前:部屋着 → 裸(汚れ物を籠に)
  4. 入浴後:裸 → 部屋着(着替えを用意しておく)

 

クローゼット付き脱衣室のメリット、デメリット

この脱衣室には数々のメリットがあります。

メリット

  • 帰宅時、自分の部屋(2階)まで行って着替える必要が無くなる
  • 洗濯乾燥後の衣類片付けが物凄く楽
  • 帰宅後、着替えを取りに行くこと無くそのまま入浴できる
  • 部屋着から自分の部屋に行かず直ぐ出掛けられる

生活してみると、この便利さはワンルームに住んでいるかの様です。

しかも洗濯乾燥した後の衣類収納がめちゃめちゃ楽になるので、お母さんにお勧めしたいです。

しかし、デメリットもあります。

デメリット

  1. クローゼットのスペースが多く必要(1階の面積が必要)
  2. 誰か(女性)が入浴中は部屋を使い辛い
  3. 混み合う可能性がある

 

1.クローゼットのスペースが多く必要(1階の面積が必要)

平屋なら良いのですが、ただでさえリビングやキッチン、浴室、玄関等で物入りな1階の床面積が多く必要になります。狭小住宅だと夢の話かも知れません。

2.誰か(女性)が入浴中は部屋を使い辛い

人によると思いますが、”入浴中は脱衣室にも入って欲しくない”、しかも”長風呂”、なんて方がいらっしゃるようでしたら再考すべきかも知れません。

アントワネット
なぁに?

3.混み合う可能性がある

”皆でお出掛け”という時は家族で一斉に、という事になります。

ただ、スーツや学生服、園服等の普段着とは違い、”家族でお出掛け”の時に着る服は、各自の部屋(私の場合は寝室。アントワネットはW.C.)で着替えるので、必ずしも一家全員が集まる様なことにはなりません。

とは言え、出来たら二人が余裕を持って着替えられるくらい、少し広めにすることをお勧めします。

 

スペシア家の脱衣室、成功と失敗

我が家は脱衣所をかなり使い倒しています。

まさに上記の通り、日々殆ど2階のクローゼットを使用せずに済んでしまっています。

そして帰宅時、気が向いたら食事の前にお風呂に入ることも気分次第。ワイシャツを脱いだ勢いで素っ裸になるかどうかだけで、下着の替えやパジャマを気にする必要はありません。

部屋の面積:2.25帖

クローゼットの面積は0.66帖。これは何とかクローゼット付き脱衣室として機能するギリギリの面積でした。

ちゃんと機能させるにはクローゼットが1.5倍くらい欲しかったです。

↓洗濯機の置いてあるスペースが脱衣室

未だクローゼット付き脱衣室に自信が持てず、通常の脱衣室の倍以上の収納スペースを作ることが出来ませんでした。1.5倍の収納が在ったら、もっと余裕のある運用が出来たと思います。

着替えスペースとしては、2人が限度ですが、床に物を置かなければ問題無い広さだと思います。

部屋の明るさ

窓は洗濯機の所にあるとは言え、夜は関係ありません。

それ程明るい必要は無いだろうと、部屋の中心に60形拡散電球色を付けたのでした。

しかし、これは着替え等を行うには十分の明るさだったのですが、床に座って洗濯物を畳んだりするには暗かったようです。

特に、部屋干しをしてしまうと、途端に暗くなってしまいます。

ダウンライトなので、同じ径の100形と交換しようかと考えています。

・クローゼット

こういったクローゼットを使っています。

QC-30E(現在はSQC-30E)はスーツ+普段着を掛けるには、やっとの大きさです。

特に押入れは打ち合わせ時点で造作を依頼することをお勧めします。

かなり融通を聞いていただける可能性があり、ひょっとしたらクローゼットを配置するより有効活用できる可能性があります。

DIY第3弾:押入れに自在棚を作りました

 

・換気

上記の様な使い方に於いて、例え洗濯乾燥をしたとしても、ヒートポンプ式であれば問題はありませんでした。

つい先ごろまでヒート乾燥式であったので、部屋の温度が上がったり、湿度が高くなったので、その頃はやや不快でした。

特にスペシア家は”ホシ姫さま”をこの脱衣室にしか設置しなかったので、部屋干しした状態でお風呂を使ったりすると、かなりの湿気でした。

これにはある程度予想が付いていたのですが、部屋干しの頻度、量を読み違えたのと、SA(排気口)がオプションで付けられる事を知らなかったからです。

換気扇の見積もりを取ったくらいなのですから、SAが付けられる事を設計士さんが教えてくれていれば・・・。

まあ、恨み言を言ってみても仕方ありません。

現在ではヒートポンプになった事で湿気に殆ど問題を感じません。

 

これは別問題なのですが、240cmの天井に部屋干しすると、やっぱり邪魔だな、と思います。

間取りに余裕があったら部屋干しの場所を作りたいところです。

 

ちなみにこういったランドリーラックを使用しています。

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洗濯籠が大きめの物が置け、ハンガーの機能を持っているところが気に入っています。

 

さあ、「クローゼット付き脱衣室」はいかがですか?

従来の脱衣室とはかなり違った使用方法に戸惑われるかも知れませんが、ズボラーとしてはとてもお勧めしたい使用方法です。

是非、チャレンジしてみて下さい。

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